だめえっしけんべんきょうしないと!

あーあー試験が数時間後に迫っている時に限ってなんか書いちゃった!もうだめすぎる……。
下記仏→英で。



 イギリスはアメリカのこととなると甘いし、自制心がきかなくなるし、いつまでだって執着する。アメリカが独立するって云うので俺が手を貸してからもう丸々二世紀は経ったわけだけど、あいつの様子を見てると独立してアメリカが本当にすっきりしたかどうかは怪しいもんだ。なにしろ未だに日夜恨み言を吐いてるんだから、イギリスの執念には恐れ入る。
 イギリスは俺には誰より甘くない。それこそ百年単位で殴り合った過去もあるし、お互い殺してやると誓ったことだって数えきれたものじゃない。だけど、それを置いておいても俺とイギリスの付き合いは長いから、ある意味では奴は俺に気を許しているとも云える。まあ要するに腐れ縁だよな。
 俺とイギリスは正直付き合いが長すぎて、だから今更お互いに何かを求めるとかそういうレベルはもう終わっているんだと思う。それこそガキの頃から見てきたし。最近はめっきり平和になったけど、つい最近までぼかすか殴り合ってたわけだし。恋はきまぐれだから、すれ違った瞬間に捕まえないといけない訳よ。だから俺にはイギリスとどうなりたいって願望はない。あいつだって同じだと思うぜ。
 イギリスはそれこそ隣同士なこともあって、あいつがほんの小さなガキの頃から俺はずっと見てきた。いじめられて泣いている時もあったし、卑劣な真似をして嗤っているのも見た。俺との喧嘩で財政難起こして白目剥きかけた状態で笑ってるのを見た時には、負けた身ながら美しくねえなとげんなりしたものだけど、アメリカっていう弟が出来た時のイギリスは一番楽しそうだった。手放しで可愛がれるし、相手にも何の疑いもなく信頼して貰える。そりゃあ理想的な関係だもんな。
 ま、結果はご覧の通りだが。
 今でもイギリスはアメリカに対してだけちょっと特別だ。いつも念頭にはあいつがいるし、何をするにしても奴を意識せずには居られないでいる。おいおい二世紀だよ?アメリカの人生の半分くらいはあいつ独立してるんだぜ、もう。ていうかお前が実際にあいつの面倒を見た期間なんてそもそもほんの数十年じゃねえか。
 ……。
 だけど仕方ないんだよな。アメリカはイギリスの心の拠り所だったし、そうだった事実はあいつらの関係がどうなろうと変わるもんじゃない。だから、イギリスにとって永遠にアメリカは特別なんだと思う。
 結局俺はそんなイギリスの愚痴やら酒やらに付き合って毎度毎度甚大な被害を蒙るわけだけど、仕方ないじゃないか。俺はお前らのおにーさんだもん。今更どうこうするつもりはないけど、お前だけはずっと見守っていてやるよ。
 だってお前がアメリカに向ける表情に、嫉妬するんじゃなくてかわいいと思っちゃうんだもんな。
 おにーさんはお前が幸せになれればそれで満足です、はい。



おわれ