バレンタインでしたね

もう日付が変わってしまったので今更感たっぷりですが、バレンタインでしたねー。チョコを今年もいっぱい買っていっぱい食べました。あとあんまりあげなかった割にはいっぱい貰えました。チョコレートおいしすぎる。
日本ではバレンタインは製菓会社の陰謀とかそういうもののお陰で女性が男性にチョコレートを贈る習慣がすっかりついてしまっているわけですが、海外ではそんなことありませんよね。バレンタインの朝に家を出ようと思ったらドアの前に薔薇の花束が置かれていて、差出人は『あなたを想う誰かより』になっているのがデフォルトですね。あとはカードかな。
そう考えると、各国の有名チョコレートを散々味わえる今のこのバレンタインも私は好きだなあ。日本風も海外風も、バレンタインはどっちもいいね。


しかし万が一ルルーシュがスザクにバレンタインのギフトをしようとしたと考えると、あれですかね、薔薇の花束を特派の前に置くのかな……またあの例の悶々とした思考を経てから(笑)。それでもってさんざん悩んだ果てに花束を置いて帰ったあと、いつもの研究で寝食忘れて徹夜明けのロイドさんを見かねたセシルが気分転換に出てきたところでそれを見つけてしまうのかも。あら、誰が誰に宛てて贈ったものなのかしらって云いながらセシルさんはカードを探すんだけど、宛名はスザクになっているけど差出人の名前はない。ルルーシュはわりと字が綺麗な印象なので、セシルさんはスザクのことを好きな女の子が出現したのかとにこにこするんだけど、スザクは普通に心当たりがないって返すんだろうな。
という訳でだれもルルーシュがスザクに何か贈ったって気付かない。気づいていないんだからお礼もない。しかもスザクがルルーシュに「誰かから花を貰ったんだ」っていって薔薇を一本おすそ分けしてくれちゃったものだから、ルルーシュがぶちきれる。「この朴念仁がァ!」みたいな。スザクびっくり。「え、ルルーシュ今年は誰からも貰えなかったの?」なんて無自覚な発言で更に火に油を注ぐ結果に。
で、ルルーシュは「もういい!」とかいって部屋に帰っちゃうんだけど、そこでスザクが一応帰る前にナナリーの様子を見に行ったら、あら不思議、朝特派の前に置いてあったものと同じ薔薇をナナリーが出してきておすそ分けしてくれる。「お兄様にもらったんです、いい香りでしょう?」それでスザクはあの花をくれたのがルルーシュだと気づいてルルーシュの部屋までいく。で、扉越しに会話。
「ごめんねルルーシュ、今年は誰からも貰えてなかったみたいで、傷つけちゃった?」
「はん。もういいから帰れスザク、俺は不愉快だ」
「僕は昨日深夜まで仕事が終わらなかったからそのまま泊まったんだ。そしたら、朝特派の前に薔薇の花束が置いてあったんだ。すごくいい香りがするし、切花とは思えないくらいみずみずしいよ。ルルーシュも見たでしょ?」
「……それがどうした」
「きっとこれをくれた人はすごく僕のことを考えてくれたんだなと思って」
「……」
「この薔薇のいちばん美しいところを僕に見せてくれようとしたんだよね、ルルーシュ
「なっ……!」
という会話を経て天岩戸が開かれる訳だ。で、知っていてからかったのだったら本当にむかつくこいつ!と思ってルルーシュはドアを開けるわけだけど、スザクがあんまり嬉しそうに微笑んでいるのでルルーシュは言葉に詰まる。そのルルーシュにスザクはさっきのおすそ分けの薔薇をさしだして、「ハッピーバレンタンデー、ルルーシュ」。


……という妄想をしたよ!くだらなすぎて文章におこすのが面倒だったので諦めたよ!