永遠のこどもたち

久し振りに映画感想でも。

永遠のこどもたち』(というタイトルだったと思う)を見ました。TSUTAYAさんはこれはファンタジーだといって強くごり押してきたけれども、実際のところはファンタジーじゃなかったよ!どっちかというとホラーだったよ!日本のならともかくハリウッド系のホラーはすごく苦手なので思わず枕を抱きしめて見てしまいました。

それにしてもスペイン語圏では近頃空想と現実の境目が曖昧になる系が流行なんですか?どこかしら『パンズラビリンス』と同じにおいがしました。果たして本当に救われたのか、そうでないのか、知るのは本人ばかりなり。



ちなみにお話自体はよくあるものでした。ある親子が居るのですが、夫は医者、妻は孤児院出身、息子は養子という組み合わせ。三人は仲良く暮らしていたのですが、ある日空想癖を持った息子が失踪してしまい、妻は息子が空想のお友達に連れて行かれたのだといって必死で息子を捜します。あとはいつものパターン。
実はこの建物では30年前に地下室で育てられた男の子がいて、息子の行方を捜すためにこの男の子についての真実を暴く。結局そこで殺された5人の遺骨を妻は発見するんだけれども、息子は見つからない。妻は必死になって当時の様子を再現、霊たちを呼び出してとうとう息子の居場所を見つける。

うん、日本のホラー映画でも何回も何回も見た展開ですね!でもなかなか面白かった。



ところでホラー映画ってどうして代償もしくは贖罪系が多いんでしょうね。自分の大切な人を守りたければ何々を差し出さなければならない、とか、あの人を取り戻すためには苦しんで死んでいった誰々を救わなければならない、とか。みんな共通して「対価払いたくねえ…」「罪は償いたくねえ…」と思っているからなおさらそれに対する恐怖が煽られるのでしょうか。

わからないけど取り敢えず私は静かなところに唐突に大音響が響き渡ってわーっ!ってなる状況は嫌いです。

だからハリウッド系のホラー映画はわりと苦手です。