音楽も文章も結局は同じ

とある音楽をやる人のブログを読んでいたら、こんなことが書いてありました。


『なんかのミュージシャンのコラムで読んだんだけど


自分がライブで最高の演奏をしたと思っているときに限って、「今日調子悪かった?」と聞かれ、
最悪な演奏をして凹んでいるときに限って「今日最高だったよ!」と言われる。


これ読んで、あるある!と思って(以下略)』


あるあるあるある!
私もよく文章を書いていて、うわーこれは今までで一番よく書けた!よし!と思っているものに限って、「紫さん最近調子悪いですか」とか訊かれたりして……一度は「自棄にならないでください」って諭されちゃったことまであります。逆に、ちょう適当に書いて、自分としては消してしまいたいくらいのものに限っては「紫さんの書いたもので、あれが一番好きです!」とかいわれたりして……。
おっかしーなーと思って、この話は前々からいろんなひとにしていたんですけど、別に物書きのジャンルじゃなくてもこういうことはあるんですね。音楽やる人もそう思ってるのかあ、と知ってなんだかびっくり。


スポーツ選手なんかだと調子の良し悪しっていうのはダイレクトに試合とか競技の結果に反映されるから、自分の認識イコール他人の認識なんじゃないかなと想像してみる。多分勝ち負けとかそういう明確に測れる記録が残るからじゃないか
なとは思うんだけど。
でも何かを表現する系のものになると、それが文章でも音楽でも踊りでも絵でも、勝ち負けもなければ計測方法もないし、表現されたものを受け止める側の認識次第っていうところもあるので、だからこんなにお互いの認識が食い違うんでしょうね。


当たり前のことかもしれないけど、そんなことをつらつらと考えました。
やっぱり私は文章を書くのがすきです。