距離を置こうとするLピュア月

少しだけ距離を置きたい、そう僕が云うと、それまでコンピューターに向かっていた竜崎が椅子ごと振り返った。それはどういうことですか、具体的に述べて下さいと彼が促すので、僕は仕方なく同じ言葉を繰り返した。少しだけ距離を置きたいんだ。
よく解りません、それは外出したいのか、鎖の長さを伸ばしたいのか、あるいは部屋で独りになりたいのか。竜崎が表情も変えないまま次々と例を挙げてみせるのに、僕はどうにも困ってしまった。どうなのですかと放り投げるように云って竜崎が軽く首を傾げる。
僕はそれこそ言葉に詰まって竜崎を見返した。
よく解らないんだ、僕はそうぼそぼそと呟いて俯く。竜崎は黙ったまま僕を見た。なら距離を置く必要なんてありませんよね、と云う発言は竜崎がわざわざ口にするまでもなかった。それでも僕が答えなかったのは、その理由がどこまでも曖昧なのに必要性だけは痛いほど感じていたからだ。何となく、竜崎の近くにあまり居てはいけないような気がする。たったそれだけのことで、そんな些細な理由などわざわざ口にするのも躊躇われるほどだった。

ええと先週くらいにメッセとかしながら即興で書いていたのをうっかり発見。小ネタなので使えるかどうかはまだ不明。
Lとピュア月は片思いとか擦れ違いに萌えるので、これも淡くL→ピュア月で、ピュア月も何となくLに好感とか持ってしまう感じで。でも何だかこれ以上精神的に近づいたら大変なことになりそうな予感がするので距離を置こうとしてみたり。
これを全て無意識下で実行(笑)。
ベタですがベタなりにほんわか薄暗く書きたいなー。

……取り敢えず高瀬舟先に仕上げてからですがorz
むしろ月の誕生日迫ってきたよー!たっ大変っ。