恋愛恋愛と自分に云い聞かせる

お願いですから三島氏は私の頭の中から退去してくださいと土下座して懇願したい。
絶対に恋愛風味の強めなものを書くのだという決心のもとに書き始めたものが、何だか今取り返しのつかない状態になってきています。それと云うのも三島氏の華麗な文章が私の頭の中でいつまでも渦巻いているからなのですが……。

『殺人者の祈る朝(仮題)』

罵る言葉はいとも容易に、次から次へと口から流れ出た。憎い、疎ましい、そういった感情は留まることを知らず、僕は激情に唇を震わせながら竜崎を罵倒した。こうした軽はずみとしか云えない行動を僕は本来とるべきではなかった、だがデスノートに関する一切の記憶を失っていた頃の僕は年若い人間特有の無鉄砲さを持っていて、心のままに行動し言葉をぶつけていた。
あの頃の僕は呆れるほどに繊細だった。竜崎を信頼し、尊敬し、認め、親愛の念を抱いていた。僕は感情をこそ大切にし感情によって動いていた。しかし僕は詩人などではなかった。竜崎の存在は僕の中で日毎に大きくなっていったというのに、竜崎は感情というものを美しいと思いはすれど、実際に触れることはなかった。僕が彼に向けた感情は観察され値踏みされてからショーケースに飾られた。そしてそのまま顧みられることはなかった。

こんな調子で初っ端から五段落以上延々殺伐と自己分析と憎しみのモノローグが続いていますが、これでも恋愛モノのつもりですよ!(自棄)

うわー思い切り無理がありますね……。寧ろそんなものが最終的にちゃんと恋愛小説になるんだったら読んでみたいくらいです。きっと私には無理だorz
もうこうなったら自分で自分を洗脳しつつ書いていくことにします……これは恋愛小説……これは恋愛小説……Lと月はラブラブ……う、うーんうーん!