It's a beautiful day

私が小学生だった頃、浅田次郎氏の『鉄道員』と『月の雫』という短篇集が大好きでした。浅田次郎氏のサイン本が当時通っていた塾の近くに平積みにされていて、物凄く欲しかったのですが、小学生の小遣いでは買えなかったこともよく憶えています。
とにかくその2冊は何度も読みました。どれも素敵な話で、『うらぼんえ』とか『角筈にて』とか、物凄く泣けて、読む度涙を浮かべずには居られませんでした。それももう何年も前の話なんですけどね。

その2冊に収録されていたお話はどれも好きだったのですが、中でも未だに何度も考えてしまうのが、『ラブレター』。死んでゆく女性が、写真でしか顔を知らない夫に宛てて書いたラブレターを、彼女の死後ようやくその男性が読むという話です。顔も見た事のない妻のラブレターに心を動かされ、男性が骨壷を抱いて涙を流すシーンには何度も泣かされました。

……で、それがどうしたかと云うと、誰か『ラブレター』でL月やってくれませんか?(にこ!)
手許に『鉄道員』があったら今すぐにでもやるよ……うああ切ないよピュア月が妻役で竜崎が夫役だといいよ。凄い書きたいだが手許にない。私がうろ覚えなままで書いたところで読んでくれる人は居るのかって話ですね。
うんでももし誰か挙手してくれたら書こうと思うよ日記でちょっとだけ……。