アラブもの考察、本のサイズ編

ふと思ったのですが、どうもアラブものは新書サイズのものに多く見られる割に、文庫サイズとなると急に姿を見なくなります。な、何でなんだぜ?
という訳で先日友人を相手に繰り広げた勝手な想像を記しておきます。


まず本のサイズが違うと価格が変わってくるわけですね。新書サイズだと定価は800〜900円程度、文庫サイズだと400〜500円程度が相場でしょうか。ブックオフなんかの古本屋でも、新書サイズはなかなか100円にはならないけど、文庫サイズだと結構品揃え豊富です。
で、購買層。文庫の傾向としてざっと見た感じでは学生ものなんかが多く、耽美系となると一転して貴族とか吸血鬼とかそういった中高生に受けそうな感じのものが多いようです。アラブなんかほぼない。逆にリーマンとかが多いのは新書かな。アラブもちょう多いです。購買層が文庫=中高生かそれ以上で、新書=大学生、OLがメインで時々中高生っていうイメージ。
更に、新書の購買層が大学生や会社員だったとすると、そのくらいの女子にはそこそこ結婚願望というかわりかし玉の輿に(自分が乗りたいかどうかは別としても)憧れるんじゃないかなーとか。シンデレラストーリーにいちばんときめくのは二十歳以上って云いますしね。だからお金持ちの王子様的な人に攫われてみたり求婚されてみたりする設定がうけるんじゃないかなあとか、想像してみました。結構読んだ限りでは結婚とか生涯の約束がオチにくることが多かったっていうのもあるし。


結論。アラブものを好むのはわりかし大人な女子=新書サイズの購買層は大人な女子=アラブ書くなら新書サイズ!
余談。文庫サイズに学生ものが多いのも学生な女子の妄想を反映していると思われる(笑)。


まあ腐女子のみなさんにとってはこんなの当たり前かもしれないけど、サイズで傾向が分かれるのも面白いなあと思ってみたのでした。