魍魎の匣

☆★★
【紹介文】
京極夏彦原作“京極堂シリーズ”の映画化第2弾。主演は前作「姑獲鳥の夏」に引き続き堤真一。監督は「狗神」の原田眞人。一見バラバラな不可解な3つの事件に隠された“匣(ハコ)”の謎に、“憑物落とし”の京極堂こと中禅寺秋彦が挑む。1952年。“探偵”榎木津礼二郎は、元映画女優の柚木陽子から失踪した娘・加菜子の捜索を依頼される。同じ頃、売れない作家・関口巽は、少女バラバラ連続殺人事件の記事を手掛けるべく、怪しげな新興宗教“深秘御筥教”への潜入取材に向かう。一方その夜、駅のホームで加菜子が電車にひかれ瀕死の重傷を負う。搬送先の病院に駆けつけた陽子は、加菜子を高名な美馬坂医学教授の研究所へ転院させるのだったが…。


やっと観ることができました。
姑獲鳥の夏』も微妙だったのであんまり期待はしていなかったのですが、まあ大体思った通りでした。というかやっぱり原作の改変ぶりが物凄いのですが、別に必要もない改変が多くてちょっと首を傾げました。
しかしそれにしたって主役の面々の関係を捻じ曲げるような改変は本当に意味が解りません。今後二度と京極堂シリーズは映画化しないんだからね!という意思表示なのか、それとも今後も映画化する際にはうまいこと辻褄合わせられるんだから気にしてねーよ、というつもりなのか。どう考えても前者だな(笑)。


出来は微妙だし原作未読でこれを観て果たして面白いのか謎だし原作既読だとすごくもやもやする*1感じなんですけど、しかしキャストだけは矢鱈豪華でした。
もっかい原作読んでくる。

*1:そうかこれが魍魎か