寝過ごした

ちょっとアレな夢を見てうーんうーんいっていたら寝過ごしました……夢の中で誰かにガムシロップを無理矢理飲まされたりとかしました。そのガムシロップが異様にどろどろしていてものすごく辛かったことだけは覚えています。それで苦しくなって噎せたところで目が覚めました。涙目でした。
しかしそれで慌てて支度して会社に向かったら、電車が止まっていて更に涙目になりました。誰だ電車の扉をこじあけた奴はー!
くやしくなったので一本書いてやろうと思います。

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 スザクはルルーシュにキスがしたかった。ルルーシュの顔立ちは一般的には美しいとされるものだったし、実際のところ会長に罰ゲームか何かで男にキスをしろと命じられたら取り敢えず真っ先に相手に選びたい人間ではある。ルルーシュに対してはスザクはいわゆる同性同士の嫌悪感をあまり感じなかったが、だからと云ってスザクはルルーシュをどうこうしたい訳でもなかった。第一スザクは普通に女の子が好きだ。
 それでもスザクはルルーシュにキスがしたかった。何故なのかは解らない。スザクはルルーシュには特に妙な感情を抱いていないと考えていたし、だからそのことはルルーシュにも告げた。キスがしたい、そう云ったスザクを前にルルーシュはしばらく硬直していたが、それからスザクが告げた言葉でルルーシュの表情は豹変した。
「キスはしたいんだけど、何でなのかわからないんだよね。僕はホモなんかじゃないと思うんだけど」
「……ほう」
「うん、だって男同士でどうこうするのって気持ち悪くない?うわー僕無理だなー」
「……」
 ルルーシュは無邪気に顔を歪めるスザクをじっと見つめた。キスがしてみたいと云ったり同性愛は気持ち悪いと云ってみたり、こいつは何がしたいんだと云わんばかりの表情だったが、スザクはそれに気づくことがない。
「あっでもルルーシュにはちょっとキスしてみたいんだよね。ちょっとだけお願いしてもいい?」
 そこまで聞いたところでルルーシュの顔から一切の表情が消えた。
「地べたにでもキスしてろこの馬鹿が!」
「わっ、」
 唐突に殴りかかられてスザクがするりと身をかわす。自分の拳が届くとは思わなかったとはいえ、バランスを崩したルルーシュはよろよろと前に何歩か前進した。とっさにルルーシュの身体を抱きとめようとしたスザクの手は、しかしすぐに振り払われた。
ルルーシュ、」
「触るな!」

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……というところまで書いたところで時間がなくなりました。続きは次回。むしろこれで一本書き上げて更新すればいいのかなあ。
更新するなら頑張って今週……頑張れたらの話ですけど……。週末も忙しいし、いい加減有給休暇とかがんがん使いたいですね!
最近ちょっと気持ち悪いくらい色々書いているので、このまま思い切りペースアップしたい。