アイアンマン
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もともとMarvel*1の映画は全体的に好きなんですけど、やっぱりこれも面白かった。
主人公は兵器を製造する大企業の社長。親のあとを継いで兵器製造に携わり、数々の軍事兵器を生み出すことに何の疑問も持っていなかったのですが、ある時テロリストに誘拐され、兵器を作らなければ殺すと脅されたことによって事態が一変します。彼は通訳をつとめる、テロによって家族を失った男性に励まされ、脱出のために鉄の(といっても多様な金属を使用しているのですが)アーマーを作り出し……。
というお話です。ここまでは予告編でもやってる内容なのでたぶんネタバレしてない。
これの何が面白いって、多分ただ単純に観てもわりと楽しいとは思うんですけど、とにかく主人公が無敵のアーマーを作り出す過程やら何やらが楽しかったです。設計図から自分で描き始めて、とにかく自作していく。冒頭の自作シーン以降も数回自作シーンがあって、ああこの映画を撮った監督やら脚本家やらは本当にこの製造シーンを楽しんだのね!というのが伝わってくるのが面白い。その分多少テンポが乱れがちな部分はあるけれども、それこそ30?だか40?だかの、いい年したおっさんが寝る間も惜しんでものを作ったり徹夜したり実験して阿呆なミスをしているのは微笑ましくて楽しい。
途中ちょっと、ああこれがさらに技術的に進化するとガンダムになるのね……とか思って笑ってしまったけれども(笑)。
それから、個人的にすごく好きだったのが、主人公の秘書。冷静で仕事ができてよく気のつく女性なんですけど、まあヒーローものにはありがちですけど。でも彼女がなかなか恋愛には長けていないというか、えっそれでどうなの!どうなるの!と思わせてくれちゃうのがよかった。もどかしいと云えばもどかしいんですけど、すごく可愛げがあっていいです。普段はわりと澄ました顔をしている割に、他の人に対しての演技は結構下手だったり、すごくロマンチックだったり、時々微妙にツンツンしていたりするのが可愛くてたまらない!私が男だったらこんな彼女欲しい!
なんか長くなったけど、『アイアンマン』は結構面白かったので人にもお勧めできる映画だなあと思ったのでした。
次回はフランク・ミラー*2のお話をしたい。アメコミつながりで。