連続深夜小説『とある一日』

取り敢えず今夜から連載みたいなものをやってみようかと思います。
初っ端から深夜枠の、やまなしおちなしL月いちゃいちゃエロスです。私のフラストレーションの反動で無駄にいちゃいちゃしています。エロスは書き慣れていないので下手糞な上に本当に特に意味は無いです。私が楽しいだけ。だからあんまり期待とかはせず、脳は使わずに読むことをお勧めします。むしろ読まなくても
このシリーズは何話続くか自分でもさっぱりですが時間は深夜12時に決まっています。不定期更新。
小説は追記から。

『とある一日』第一話

 その日竜崎と僕はとても機嫌がよかったので僕たちには普段よりもお互いを大切にする余裕があった。例えば竜崎がいつになく僕を気遣って行動してくれたり、僕も竜崎がコーヒーに角砂糖を幾つも放り込むのを止めなかったり。竜崎が朝からケーキを食べ散らかしても僕は少し咎めはしたもののすぐに微笑んだ。午前中機嫌の良かった竜崎と僕は午後になっても楽しい気分のままだったので、僕たちは珍しく捜査を放り出すとさっさと寝室に戻ってベッドの上でごろごろ転がり、ひんやりしたシーツの感触やぽっかり浮かんだ楽しい気分を満喫することにした。
 僕と竜崎はしばらくシーツにくるまって特に意味もなく微笑んだりしていたけど、たまたま竜崎が僕に背を向けた時に振り向かせようかと掴んだ肩が結構凝っていたので、僕は何の気もなくそれをほぐしてやった。こんなに凝るのはあんな妙な姿勢で座るからだと思うのだけれど、僕は特に何も云わない。ぎゅっぎゅっと力を少しこめて揉んでやると、竜崎の体から力が抜けるのが解る。それが面白くて、僕は一通り竜崎の肩を解したあとべったりと竜崎の背中に貼りついて「僕にもして欲しいな」と云ってみた。
 竜崎は面倒ですとかそういうことを云いながらも腰に絡めていた僕の足を取って靴下を剥ぎ取ると、ぐいぐい押し始めた。足の裏はどこを押しても健康的だとか云うけど、これが結構痛い。
「い、いたっ!痛いよ竜崎!」
 僕が云っても竜崎はなかなか足裏を押すのをやめない。「痛いのは不健康な証拠ですよ」などと云いながら押し続けるので僕は竜崎の肩を少し強く叩いた。
「折角して差し上げたお返しがこれですか……」
 やっぱり表情の無い竜崎の顔がいつになく恨めしそうに見えて僕は笑いだした。それからうつ伏せになってにんまり笑い、どうせなら腰を揉んで欲しいと云うと竜崎は労働は嫌いですと云ってあの妙な座り方に戻ってそっぽを向いた。僕はベッドに寝転がったまま子供のように身体を揺すって竜崎の名前を呼ぶ。竜崎ー竜崎竜崎竜崎!
 竜崎は根負けしたのか一つ溜め息を吐いてから僕の腰を掴んで揉み始めた。うん、気持ちいい。僕が目を細めていると竜崎は僕を見て猫科の動物のようだと評した。竜崎の方がよほど猫科らしいと思うのだけれども。

続く

連載なのでぶつ切りです。
しかしエロスはどこで切ればいいのかということで既に悩んでいなくもないです。