連載している妄想

呼吸ラスト

『呼吸の作法』ラストです。去年完結させるの忘れてました(……)。 暫くお互いに無言でいると、竜崎の行動に何を思ったのか、唐突に月が彼の首に腕を回して引き寄せた。自然、引かれるまま竜崎が月の上に折り重なる。 「重いな、竜崎」 「……夜神くんが引っ張…

日陰の花つづき

直前のエントリの続き。これで完結です。 誤字脱字をチェックしてから、サイトの「文章」のページに載せようと思います。 月が私の庭であやめを眺めて帰ったあくる日、私の家の郵便受けには彼からの手紙が入っていた。四つに畳まれたルーズリーフには、私が…

日陰の花

太宰の『めくら草紙』パロ。骨組みをまるっといただいてきたのでほとんどパクりくさいですが。『日陰の花』 探偵といういかがわしい職業を廃して私はごく普通の家に暮らしている。そろそろ三十路に入る私には数人の後継者があり、かれらは未だ成人すらしてい…

月が落ちていた5

もうちょっとで終わります。多分……近いうちに……えーとあと何話かで。どんなオチにしようとしていたのかを忘れてしまったのが致命的です……いやほんと何の話を書こうとしていたのやら。アルツですね。アムステルダム直行便をチャーターしてください竜崎ー。『…

月がおちていたその4

もとは軽く二回か三回で終わらせられる程度の短いパラレルを予定していたのですが、案の定予定はがんがん延びています。某『とある一日』とかがその典型ですね。 と云う訳で続きです。出来る限り早めに終わらせたいなあ。『ドアの前に月が落ちていた』その4…

月がおちていたその3

『月が落ちていた』その3。 当然ながら私は目の前の少年が何者なのかさえ知らなかった。電話で話したことは全て口から出任せで、そもそも私に直接会うことの出来る人間は限られている。能力の高いもの、役立つもの以外の人間とは会話を交わすことすら億劫に…

月がおちていたその2

直前のエントリより続いています。『ドアの前に月が落ちていた』その2 都心の最上級ホテルの最上階の廊下に、どうやらほどほどに育ちのよさそうな少年が転がっている。遭遇したことのない状況に私は一瞬首をかしげた。 「これ……何なんでしょうか」 いつもの…

ドアの前に月がおちていた

先日書いた誕生日祝いにコメント有難うございまーす!お誕生日ぎりぎり遅刻しつつも祝えてよかったー。 何件か質問戴いたのですが、あれで書いていたドーナツ屋はくりすぴーくりーむのことです。えーと新宿じゃなかったっけ?間違ってたらごめんなさい。アメ…

中華!続き

中華その2 まずはオーソドックスに杏仁豆腐、胡麻団子、それから叉焼包に芋頭西米マンゴープリンウーロン茶プリン……ああ小豆羊羹なんかもあっただろうか。見ているだけでお腹が膨れるようだった。一体どれだけ食べる気なんだ。嫌々酒と自慢話に付き合わされ…

中華!

中華食べまくりL月その1。 無駄に燦然と輝くレストランに連れてこられて月は心中頭を抱えた。何だこの悪趣味なところは。本当に食事だけなんだろうな。 ちょっとした用事で出向いた小旅行、滞在していた飯店のロビーでたまたま父の元上司に出会ったのが運の…

苛々してやった

今は反省している。 何故これはまだまだ続くんだろう、『呼吸(ry』4回目。「竜崎……一体何がしたいんだ」 溜め息と共に月が云い、ソファから投げ出されていた腕を上げて目を覆った。どうやら月からすれば、たった今のささやかな格闘は竜崎の取る奇行の一つに…

続いてます

『呼吸(ry』3回目。 竜崎がある日月を組み伏せたのには、しかし他意などはかけらもなかった。 その日は午後から随分と天候が良かったので、二人はカーテンを開け放ったまま捜査を続けることにした。どうせ外からは中が見えないつくりになっている。 そこで竜…

つづき

『呼吸の作法』つづき。 月は竜崎の前では捜査資料に向かっているか、あるいは生活に必要な諸動作をとっているかで、竜崎はそれ以外のことをしている月を見たことがない。監視カメラを設置していた頃も似たようなもので、月は決して躾の行き届いた姿勢を崩さ…

『呼吸の作法』

『呼吸の作法』 夜神月にとって、礼儀作法というものは呼吸の方法のように切り離せないものなのだろう、竜崎はそんなことを考える。動作のひとつひとつが効率的で美しい。無理に繕った完璧さではなく、彼の場合は既に無自覚なのだと思われる。 礼節を弁えた…

深夜枠第3夜

お待たせしました、その上3時間ほど予定していた時間より遅刻しています(……)が、第三話をお届けします。遅刻した理由は気晴らしにアニメを見ていたからです……アクエリオンとラブレスとプリキュアが手許にあったから見ていたんだ何が悪い……! 連載の方は相…

深夜枠第2夜

昨日から日記文章の更新がやたら多いようですが恐らく気の所為です。紫は毎日とっても真面目に勉学に勤しんでいますよ!済みません嘘です。勢いに乗って第二話を書いてみました。妙なところで切ってあるのは仕方の無いことだと思ってやってください。エロス…

連続深夜小説『とある一日』

取り敢えず今夜から連載みたいなものをやってみようかと思います。 初っ端から深夜枠の、やまなしおちなしL月いちゃいちゃエロスです。私のフラストレーションの反動で無駄にいちゃいちゃしています。エロスは書き慣れていないので下手糞な上に本当に特に意…