ドアの前に月がおちていた

先日書いた誕生日祝いにコメント有難うございまーす!お誕生日ぎりぎり遅刻しつつも祝えてよかったー。
何件か質問戴いたのですが、あれで書いていたドーナツ屋はくりすぴーくりーむのことです。えーと新宿じゃなかったっけ?間違ってたらごめんなさい。アメリカくさい味をしていて私は個人的に大好きですが、私は渡米して以来ゲテモノ的な味覚にも目覚めたと云われているので、あんまり保証はしません。周囲の日本人にコメントを求めたら甘過ぎると云われました。

さて調子に乗ってリハビリリハビリ!ほんと長いこと文章書いてなくてペースダウンもいいとこですよー。

『ドアの前に月がおちていた』

 正体不明の探偵Lとして日本を訪れるのはこれが二回目になる。一度目の時にはほんの数日しか滞在できなかったが、その間に食べた和菓子の味が忘れられずにいたので取り敢えず訪日を必要とする依頼を受けてみた。私の希望通り、今回の滞在は二ヶ月という長いものになる予定だ。おそらく私の能力を発揮すれば一ヶ月と掛からずに事件を解決に導くことはできるだろう、だがそれでは意味がない。
 私はもっとずるずるだらだらと日本に滞在していたいのだ。
「ワタリ、以前行ったあの店……明日は借り切っておいてくれないか」
「かしこまりました」
 あんみつ。本場日本で食べたあれは思いのほか美味しかった。昭和だか明治だかに創業したような老舗の味は、他国ではやはり手に入れることは困難だ。あんみつもよかったが、次は他のメニューを試すのもいいだろう。私はPCの画面に表示された資料に目を通しながら、繊細な日本の味を思い出す。あんこ。みつまめ。寒天。あの緑色のぷよぷよした四角いものはゼリーの一種なのだろうか。確認せねばなるまい。
「ああワタリ!ワタリ……居ないのか」
 気付けばワタリは私が直前に命じた作業に取り掛かるため、一旦部屋を出たようだった。日本でも私は諸外国でするようにホテルのスイートを拠点としているが、どうも日本のスイートは規模が小さくていけない。室内にあれだけあった甘味の類がすっかり空だ。
 確か階下には売店のようなものがあったはず。私は平和ボケした国で早速自分も平和ボケしてみることにした。
 ドアのロックを外して押し開ければ、重厚な一枚板の扉は音も立てずにするすると絨毯の上をすべる。
「うーん、これは……」
 ドアを開いた先には、人形のような少年が壁に凭れる姿勢でおちていた。指通りのよさそうな栗色の髪に、伸びやかな長い手足。瞼は閉ざされ、特に外傷などは見てとれないが、意識は無いようだった。ホテルの廊下に無造作に落ちているにしては容姿が整っている。かと云って鉄砲玉の類でもないようなので、Lは珍しく一瞬判断に迷った。
「……やはりパソコンの不法投棄ですかね」

どうなることやらさっぱり解からないけど続く!

あーまた何か始めてしまった。駄目だなあほんと凄い駄目だなあ。しかも初っ端からちょびっつネタで済みません。西尾氏の真似をしてちょろっとオタクテイストを織り交ぜながら進行できたらいいなあと思います。ノリも西尾氏のあれでいけたらいい。
ちなみに以前書いていた中華は携帯からだとどこまで書いたか確認ができなくてひいひい云っていますがそのうち纏めて瓦礫に載せときます。