深夜枠第3夜

お待たせしました、その上3時間ほど予定していた時間より遅刻しています(……)が、第三話をお届けします。遅刻した理由は気晴らしにアニメを見ていたからです……アクエリオンとラブレスとプリキュアが手許にあったから見ていたんだ何が悪い……!
連載の方は相変わらずやまなしおちなしです。月が本当に私自身の予想していたより性的に奔放なので、書いている私が動揺しています。だが楽しければそれでいい。ついでに性的に開放的な月も結構可愛いよな、と思ったりもします。悪女悪女。ちなみに月とキラで分けるなら絶対に月の方が奔放だとここ数日感じている……キラの方が何だかんだ云って純そう。月ならきっと純粋に快楽を追求できると思うの。しかしキラは目的のために奔放にもなれる子です。あっ語っちゃった。

メールフォーム返信は夜が明けてからにしようと思います。有難うございます。

『とある一日』第三話

 多分あまりないことかも知れないけど僕は竜崎に組み敷かれている時の方がずっと支配的な気分になれる。竜崎は余裕というものを大抵僕に入れる前に使い果たす。一応は気遣ってくれているのだろう、丁寧なことだ。お陰で竜崎とのセックスに負担はほとんど無い。だけどその代わり僕に入れた後の竜崎は結構自分勝手に楽しむ。この間は僕がまだ満足しないうちにさっさと終わらせてしまった上、何も云わずにシャワールームに向かうものだから、僕は手錠でひきずられて立ち尽くしたシャワールームの前で自棄になって自慰をした。自慰しながらわざと声を聞かせてやろうかとも思ったが馬鹿馬鹿しくなって諦めた。僕がまだ済まないうちにシャワーから竜崎が出てきたのが一層気まずく、忌々しくなって、僕は再び竜崎を誘惑してシャワールームに逆戻りさせてやった。
 だけど余裕のない竜崎を故意に腰を振ったり締め付けたりして煽るのはなかなか楽しい。時々焦ったような声が漏れたりすると尚更僕は調子に乗る。僕にも人並みの羞恥心というものはあるからあまり自分の要望を述べたりはしないが、僕のお気に入りは竜崎に跨る姿勢だ。
「ん、ん……」
 僕はいい加減かなり昂ぶってきたのを感じて竜崎の髪を引っ張った。竜崎の口の中にはあまり出したくない。彼は時々口にあれを含んだまま僕にキスするからだ。飲ませようという魂胆らしい。実際二度ほど飲まされた。だから僕も隙を見て仕返しに飲ませてやったことがあるのだが、竜崎は自分で始めた癖に物凄く厭そうな顔で僕を睨んだ。だったら最初からそんなことをするなと云いたいのだけど竜崎は全然聞こうとしない。お陰で僕は毎回最後には竜崎に止めさせなければならない。精液の行方ばかり心配していないで普通に最後までやって欲しい。
 僕の意思表示を受けてか、竜崎の舌の動きが穏やかなものになった。僕が強い快感よりもじわじわと蓄積される緩やかな感覚を好むことを竜崎は知っているのだ。べろりと性器を舐め上げられて腰が揺れる。竜崎の髪を掴んでいた手が力を失ってくたりと下がる。竜崎は僕の性器を口から出すと舌だけで舐めている。気付けば竜崎の指先もそこに絡んでぐちゅぐちゅと音を立てていた。
「はぁ……ああ……」
 ちゅっと先端に吸い付かれて僕は唇を震わせて溜め息を吐いた。竜崎の頭に置くだけになっていた僕の手が滑り落ちて彼の頬をなぞる。竜崎は動きを止めないまま横目で僕の手を見てから、ごく自然に顔を動かして指先を口に含んだ。
「……んっ」
 竜崎は僕のものに触れる動きを止めたりはしていないけど、口は離してしまったし指先だけで擦るので、最初に比べたら圧倒的に刺激は足りない。それで僕の指を物凄くいやらしく舐めるものだから、僕は何だか飢えているような気分にさせられた。だけど、まだだ。まだ僕も竜崎も充分には飢えていない。

続く!