深夜枠第2夜

昨日から日記文章の更新がやたら多いようですが恐らく気の所為です。紫は毎日とっても真面目に勉学に勤しんでいますよ!済みません嘘です。

勢いに乗って第二話を書いてみました。妙なところで切ってあるのは仕方の無いことだと思ってやってください。エロスは一旦始まると切れ目が見つかりません。強引に切ってみた……
しかしどうやらこのお話の中の月たんは非常に性的に奔放な様子です。いいのかなあこれで……ちょっとやりすぎかなあ。でも書いている分にはとっても楽しいんです正直な話。

今夜の更新は心持ちはやめですがもう学校に行かないと……。

『とある一日』第二話

 一通り腰を揉まれて満足していると、竜崎の手付きが段々よくないものになってきた。さて一体何に興奮しているのか、竜崎はそそのかすように僕の首筋にくちづける。竜崎が興奮するタイミングは僕には未だに解らない。普通なら興奮するようなところでは竜崎は別段興奮しないようだったが、時々訳の解らない理由で彼はひどく興奮した。きっと彼は大部分の男が下半身で興奮するのとは違って脳で興奮するのだろう。
 首筋に何度かくちづけてからそのままシャツの上から肩甲骨や背骨に沿って唇で辿られて神経が背中に集中する。否応もなく意識が偏っているところで唐突にべろりと耳を舐められて僕は首を竦めた。竜崎は他人に合わせるのは苦手だが他人を自分に合わせるのは得意らしい。僕はいつの間にかまあセックスしてもいいような気になっていて、くすくす笑いながら仰向けに寝転がり、竜崎を引き寄せてキスをした。竜崎の手は僕の太腿のあたりを彷徨っている。僕が手を伸ばして竜崎のジーンズの止め具を外すと、竜崎は口許をぐいと吊り上げて僕の唇をいやらしく舐めた。
「してくれるんですか?それともして欲しいですか?」
 しばらく前の僕ならこう訊かれたら恥ずかしくなって返答に窮してしまっただろう。僕も最近は解ってきているので竜崎の挑むような態度に合わせて噛みつくように彼の耳元に唇を寄せて「して欲しい……」と熱く囁いた。こうすると竜崎はいくらか楽しげな様子を見せる。
「貪欲ですね。いい事です。あなたは貪婪でもいいくらいだと思います」
 僕がベルトを引き抜くのに合わせて竜崎が僕の下肢をくつろげる。性器を掴みだされ、今にも銜えようとして口を開く竜崎の様子は獣のようで理性的な要素なんて欠片も感じさせない。僕はそれにひどく興奮してしまい、「早くしろよ」とやや乱暴に急かした。竜崎が満足そうに微笑んで僕のものを呑み込むように深く頬張る。強い感覚に僕は身体を震わせた。竜崎がちょっと笑う。咽喉の奥が小刻みに震えるのが伝わって僕は思わず呻き声を上げそうになった。そんなのに構わず竜崎が強く舌を絡めながら頭を前後させる。
 僕の股間で顔を伏せる竜崎を眺めるのはどこか嗜虐的で、いい。僕は腰をわずかに揺らめかせながら唇を舐める。竜崎がぴちゃぴちゃと立てる音が脳に突き刺さるようだ。僕は目を細めて溜め息を吐いた。